ケントク創業者鈴木清一は自らの体験、生活信条、人生観を会社経営の指針として示しました。その理念は世を去って四半世紀が過ぎた今も、会社の始業時に毎日全員で唱和され、確認され続けています。
創業者の思想は「喜びのタネをまこう」という言葉に端的に表され、ケントクの経営理念の根本として、受け継がれています。
1911(明治44)年、愛知県碧南市に生まれる。
東京・中央商業学校を卒業後、川原商店に入社。
肋膜を患い養母の愛情に救われてからその影響で金光教に入信。1938年、一燈園に身を投じ托鉢求道の生活に入る。1958年、(株)ケントクの前身となる(株)ケントク新生舎を創立。以後「道と経済の合一」を願う祈りの経営について生涯を通じて追求する。
1963年、ダスキン創業。フランチャイズシステムによって画期的な流通組織を確立、おそうじ用具のレンタル事業を全国展開する。1971年、ミスタードーナツ事業の導入をはじめとする多角化によって、わが国初の複合フランチャイズ企業の道を開き、ダスキン企業集団を率いた。1980年、68歳で死去。